日常茶飯事『#27_百万ポンド紙幣』和訳

あらすじ

 残念なことに、ディナーは中止になった。イングランドではよくあることなのだが、序列に関する問題が起こったのだ。イングランド人はこの問題に慣れていて、ディナーに招待されたとしても、事前に食事を済ませている。当然、今回もみんな食事済みだった。

百万ポンド紙幣(対訳)
主語述語

He gripped my hand hard, and braced up, and was all right and lively after that for the dinner—which didn’t come off.

The £1,000,000 Bank-note

 ロイドは私の手を固く握って、奮起した。そしてそれからディナーまで、彼はずっと元気だった

No; the usual thing happened, the thing that is always happening under that vicious and aggravating English system—the matter of precedence couldn’t be settled, and so there was no dinner.

The £1,000,000 Bank-note

 ところが、いつもの事が起きた。欠陥のある腹立たしいイングランドのシステムによって、しょっちゅう起こる事だ。
 序列の問題が解決できなかったのだ。だからディナーはなくなった

Englishmen always eat dinner before they go out to dinner, because they know the risks they are running; but nobody ever warns the stranger, and so he walks placidly into the trap.

The £1,000,000 Bank-note

 イングランド人はディナーへ出かける前に、必ずディナーを食べておくのだ。なぜなら、彼らはディナーに参加する危険性を知っているからだ
 しかし、誰も余所者に絶対に警告しない。だから余所者は静かに罠にかかるのだ。

Of course nobody was hurt this time, because we had all been to dinner, none of us being novices except Hastings, and he having been informed by the minister at the time that he invited him that in deference to the English custom he had not provided any dinner.

The £1,000,000 Bank-note

 当然、今回も誰も不快に思わなかった。私たちはディナーに慣れていて、初心者ではなかったからだ。ヘイスティングスを除いて。
 ヘイスティングスは招待されたとき、アメリカ公使に伝えられていた。イングランドの風習に敬意を表して、ディナーを用意していないということを。

Reference : The £1,000,000 Bank-note by Mark Twain(project gutenberg)
English – Japanese parallel text, handwriting-based foreign language learning

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